Atelier ajouter は、現在準備中です。
2020/01/13 12:22

こんにちは♪Atelier ajouterです♪
今日はカルトナージュ作品の制作手順をご紹介したいと思います♪
カルトナージュは、厚紙を組み立てて作品を制作します。簡単そうに思われるのですが、きれいな作品を制作するにはとても精密さが要求される技法です。
順番にみていきましょう。
①デザイン、製図
デザインをスケッチし、ボリューム模型を作り、作品のおおきさやイメージを練ります。ここでサイズや使用する材料などもきっちり決めます。
②パーツの切り出し
60㎝×80㎝の大きさ、1〜3㎜(作品による)の厚さのカルトン(厚紙)から、パーツを一つ一つ、手切りで正確にカッターできりだします。厚みがあるので、一つのパーツを切り出すのに何度もカッターを走らせます。きれいな仕上がりのために1㎜のズレも許されない非常に神経を使う作業です。
ここで、化粧貼り用ケント紙や布もパーツにあわせて正確にカットします。
③パーツの組み立て
切り出したパーツを強力ボンドで組み立てていき、クラフトテープで全体を補強します。作品のきれいさを左右する骨組み部分なので、ここも正確さが要求されます。
④化粧貼り
作品の強度を増すためと、布のきれいさを出すために骨組み全体にケント紙を強力ボンドで貼り付けます。必要があれば骨組みをトレースしきっちりとサイズを合わせます。
作品の強度、美しさを左右する工程ですので、
Atelier ajouterでは化粧貼りは必ず全体に施します。
ケント紙も、時にはミリ以下のレベルできっちりとサイズを合わせて、きれいに丁寧にはりつけないと、骨組みから浮いてしまって、仕上がりに影響が出てしまう重要な工程です。
⑤布張り
外側、内側、底など、本体にボンドを塗り布を貼り込みます。ボンドが多すぎても少なすぎても作品のきれいさに影響がでます。多すぎるとボンドがにじみ出、少なすぎると布が本体から浮いてしまい、戻らなくなります。布がしわにならないよう、ゆっくりと丁寧に慎重に貼ります。ここも丁寧さが要求されます。
⑥装飾
出来上がった本体にリボンやブレードなど好みの装飾を施します。
Atelier ajouterらしさを追求することができるまた重要な工程です。
以上の手順を経て作品は出来上がります。
Atelier ajouterは以上の手順にプラスして、キルト綿を入れ込み、やさしい手触りの作品にします。
(作品の使用用途やデザインのこだわりにより、
綿を入れない場合もありますが、
綿を入れたフォルム、手触りが大好きで心からおすすめのため、
可能な限りほとんどの作品にぷくふわなフォルム、ふんわり手触りをプラスしています)
正確さと丁寧さが重要になるので、一つの作品を仕上げるのにとても時間がかかり、どうしても一品ずつの出品になってしまいます。布の柄の出方も一点一点変わってくるため、全て一点ものの作品になります。
時間はかかりますが、カルトナージュが大好きなので、一つ一つの手順を楽しんで、皆様に喜んでいただけるよう、丁寧に心を込めて、制作しています。
気になられた方はぜひ、Atelier ajouterの作品をお手にとってみてください♪